発達障害者の生活

ADHDと広汎性発達障害のハイブリットのブログ

発達障害と相貌失認について

   

相貌失認(そうぼうしつにん)とは、脳障害の一種で、「顔を見ても誰の顔かわからず人の識別が難しい」という病気です。要するに人の顔が覚えられないというやつです。実はこういった症状を持つ人はかなり多く、全人口の2%程度いるのではとも言われています。そんなにいたら社会成り立たないぞと思うかもしれませんが、実際に人が他人を認識するのは顔だけでは有りません。声・服装・体格や立ち振る舞いなど、諸々の要素で判断しています。これらの要素で区別が付いているため、実は自分が相貌失認を持っていることに気づいていない人もいるそうです。

 

発達障害を持つ人は一般的に人付き合いが苦手な事が多いですが、その中でも人の顔と名前がまるで一致しないという特徴を持つ人がいます。こういった人は、いわゆる相貌失認の症状を持っていると考えられます。特に子供の頃からモノの名前は覚えるのに、人の顔と名前が覚えられないという場合は先天性の相貌失認の可能性が極めて高いといえます。元々場に合わせるのが苦手な上に、人の顔が覚えられないのでは、人付き合いに難儀するのも無理からぬことですね。

 

ちなみに私は広汎性発達障害の症状を持つ割に、他人の感情を推察するのは得意な方です。相手が不快なのか楽しいのか、そういった感情を察することはできました。まぁ問題なのはなんで相手が不快になったのかがわからない場合ですが、それも経験を積むことでなんとか、といったところです。ただし人の顔と名前は面白いくらい覚えられません。

「すいません、お名前なんといいましたか?」「鈴木ですよ」「下のお名前です」

とか言って、苗字は知ってますよアピールして凌いだりしました。まぁこの浅知恵じゃ大抵の人にバレてるとは思いますが・・・。

 

また、普段学校や職場の人と町中で会っても、気づかないことが非常に多いです。町中を歩いて数日後に「shuさん、あの日町歩いてましたよね!」とか、言われることが多々有りました。上で書いたとおり、人は顔だけではなく、立ち振る舞いや服装など様々なもので他人を判別しています。私の場合、その中に「場所」という判別要素があり、職場以外の場所では同僚の人が判別しづらいのだと考えられます。恐らくこういう人、結構多いんじゃないかと思います。

 

対策は、忘れてしまったことを正直に言うのが一番だと思います。自分の名前を忘れられたくらいで怒り狂う人はそうそういませんし、どの道そんな人と穏便に付き合っていくのは難しいでしょう。「申し訳ありません、お名前お聞きしたと思うんですけど・・・」と言えば、大抵の人は快く教えてくれますし、そういった体験があれば恐らくその人の覚えていけると思います。相手がお客さんだとか、お偉いさんだとちょっと厳しいですが、その場合は会う予定が決まっていることがほとんどだと思いますので、周りの人に聞くなどして準備するのが良いでしょう。

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